〝MADE IN ITALY〟技術革新を強調

XYLEXPO2016 ホール見てある記 PART-Ⅰ・Ⅱ

 ホ ー ル 見 て あ る 記  P A R T-Ⅰ

写真:会場入り口

 XYLEXPOは、ACIMALL(アチマル、イタリアの木工機械・工具メーカー団体)が主催、EUMABOIS(エウマボイス、欧州の木工機械メーカー連盟)が協賛しているほか、ISF CERT(イタリアの展示会関連データ認定機関)の支援を受けている。
 さて、主催者発表による会期5日間の入場者は、前回より14,2%増加した約41,000人で、そのうち国内は9,3%増、海外からは16,3%の増加を示したことで今回展の成果は非常に大きいとしている。
 使用したホール1~3号の面積は約29、000㎡に出品者441社(海外29ヵ国、122社)で、今回の出品機械の特徴としてCNC加工機がホールの各ブースで目立ち競演の様相を呈していたのが、強く印象に残った。また各機械について見ても前回の出品機より機能の進化と機械のデザインやカラーリングにも優れてトータルに〝MADE IN ITALY〟を目指そうの心意気を強く感じた。
 主催者からXYLEXPOに訪問できなかった人たちに「バーチャルツアー」を設定したので、任意の方向を楽しんでほしい。

 5月24~28日の5日間、イタリア・ミラノのローフィエラ会場で開催したXYLEXPO 2016(キシレキスポ、イタリア木工技術・家具生産用国際見本市)は、1968(昭和43)年にミラノ市の旧市街地にある展示会場FIERA MILANOで開催して以来、リグナ・ハノーバー(初回1961年)と隔年に開催して今回で25回目を迎える大きな節目となる記念大会と位置づけた。
 XYLEXPOは、初回の1968年に開催発足して直ぐに木工産業界の工場経営者や従事者にとって、重要な世界規模のイベ
ントとして確立してきた。ことにイタリア政府は、国内で開催される最も戦略的な展示会の一つに、このXYLEXPOを加えたことにより、その重要さが強調されている。
 会場には、グローバル大手企業が最新技術を競い合う圧倒的な存在感で、同展は偶数年に開催される木工産業界に貢献する国際イベントの上位に評価されている。さらに出品された木工機械や刃物工具だけでなく、複合素材の加工技術、半製品、家具向けのパーツ加工技術が出品された。

                                                                    Woodfast '16-6

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