平成1年度事業経過報告

       平成31 4月 1日
                          令和  2年 3月31日

 平成31年度の事業経過報告では、昨年5月1日より平成から「令和」の新元号に生まれ変わる中で、組合の事業活動を展開しました。令和元年は天皇陛下が内外に即位を宣言する“即位礼正殿の儀”などの皇室に関連する各行事が執り行われました。産業界では革新的な変化に素早く対応する多様化に対応できる産業用ロボット、AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)の面が高く活かされ.その存在感の役割を果たされたようです。

 我々と深く関わる木材加工業界内では、耐火関連技術開発を巡り、木材利用促進策に向けた建築基準制度の高度化を推進する一環で、国産材の需要拡大、利用促進を図るクリーンウッド法施行からの木材適正価格の普及促進及び木材需給量の安定化を図って、持続的経営の確立を目指す木材加工流通の支援を推し進めてきました。中でも木造中高層建築物への普及拡大にCLT(直交集成板) 利用促進を目指す加工設備でのライン化の整備、JAS構造用集成材の実証支援事業、機械等級区分での構造用製材品の品質強化、木質バイオマス利用促進施設への近代化整備、個別支援事業の強化による今後の木材利用促進に対するネットワークの構築及び木材利用普及に努める持続可能に配慮した木材調達基準に適合させた東京オリンピック、パラリンピックに使用される関連施設への積極的な木材の活用を展開し、国際競争力の強化と合わせながら非住宅分野に至る木材製品の消費拡大、高付加価値に繋がる新技術の実証と支援に役立てた一年でした。

 当組合では、昨年5月20日の「第57回通常総会」開催、7月12、13の両日に開催実施した「第7回産業企業視察見学会(ダイフク&DMG森精機の2社視察訪問)」及び「第5回次世代組合員の集い」、年明けの1月10日には全日本木工機械商業組合中部支部との共催で「令和2年新年賀詞交歓会」を名古屋市中区新栄1のしゃぶしゃぶ日本料理・木曽路瓦町店で開催しました。また、2月26日には名古屋駅前にて(一社)日本木工機械工業会及び全日本木工機械商業組合共催の「行政説明会」で、新型コロナウィルス感染症の影響を受ける事業者への支援策、ものづくり補助金の活用等の行政関連予算案に関する説明を聴講しました。

 イベント関連事業では、昨年10月に開催された「日本木工機械展&ウッドエコテック2019、ウッドワンダーランド2019(主催:一般社団法人・日本木工機械工業会)」への後援及び参展、ユーザー動員の他、6月開催した「全国建具フェア・愛知大会/第53回全国建具展示会」の支援協力、11月開催の「メッセナゴヤ2019」の広報支援活動、愛知県中小企業団体中央会の事業参加などの便宜に努めました。